音の出だしを大切にする理由

ファゴット奏者のみなさま、こんにちは。Fagorelax（ふぁごりら）のあやです。
どうぞお気軽に、あやさんとお呼びくださいませ(^^♪

さて、今日は演奏のコツのお話もしようと思います。宣伝ばっかりじゃ飽きちゃいますもんね。いつもお付き合いくださってありがとうございます。

高校生の時に教わったファゴットの先生がすごく懇切丁寧に教えてくれる師匠で。ほんと大好きなんですが、今でも印象に残っているレッスンの時のお話を少しシェアします。
その時のレッスンは主にWeissenborn（ファゴット奏者のための練習曲）を使ってのレッスン内容が中心でした。

先生はあまり吹かずに、しずか～におだやか～に「はい、どうぞやってごらん」って見守ってくれるスタイルで、いつもひやひや。笑
そんな感じだったので、ビビりな私は緊張感に包まれて音の出だしをミスしまくるという失態。。でも先生は見逃しませんでした。

「いいかい？演奏会の本番っていうのはチャンスが1回しかないんだ。これまでどんなに練習してきても、その瞬間は1度だけでやり直しがきかないんだよ。そのつもりでいつも丁寧に、大切に、音の出だしと向き合ってごらん。」

これまで何度も頭から音がポンって出なかったり、リードミスしたり、ppなのにアタックが強すぎたりと、失敗していた自分が恥ずかしくなった瞬間でした。
それ以降かなり慎重に気を付けるように。おかげで音の出だし直前のブレスコントロールにも敏感になったし、ppも怖くなくなりました。
音を出すほんの一瞬前は、お腹の準備から、舌の位置から、入れる息のスピードの想定から、考えることたくさん。ぜひみなさんも明日からより気を付けるようにしてみてくださいね。

音の出だしをミスするのは1番罪深い。その瞬間は1回しか来ないし、それが転んだり、上手く発音できなかったりすると、聴衆はがっかり…。どうすればいいか、音を出す事前準備を必ずすること。息を吐き、深く吸って、お腹の支えを整える。舌の位置を確認し、息のスピード感を決める。やることたくさん。

— Fagorelax(ふぁごりら) (@fagorelax) 2018年6月21日

これからもファゴット演奏を楽しめますように(^^♪

Fagorelax代表　Ayaka Kawamoto

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