Fagorelax’s blog

横浜市在住 Fgレッスン講師のあやです。 Fagorelax(ふぁごりら)代表。ファゴット奏者がもっと演奏を楽しむための"ほんのちょっとしたコツ”を教えています。レッスンお受けします♪ 好きな時間と好きな場所で学べるオンライン動画レッスンもただいま企画中。オリジナルアイテムはこちらから。→【Fagorelax shop】https://fagorelax.thebase.in/

息を入れすぎると音色がきたなくなるという恐怖に打ち勝つ。

ファゴット奏者のみなさま、こんにちは。Fagorelax(ふぁごりら)のあやです。
どうぞお気軽に、あやさんとお呼びくださいませ(^^♪



先日のレッスンでの生徒さんとのおはなし。


わたし「息を入れすぎると音色がきたなくなるって思いこんでる・・?そんな吹き方に聞こえます!」

生徒さん「はい。そうなんですよね。。」

わたし「やっぱり!」

生徒さん「息を入れすぎると、音が割れたり、乱暴な音になりそうで怖くて・・・」

わたし「その気持ちもよく分かります!でもそれだと、殻に閉じこもった音しかしないから、”ff”を吹くときに困るので、今日はそれについてレッスンをしましょう!」




・・・という感じで、



『息を入れすぎると音色がきたなくなるという恐怖に打ち勝つ』レッスンを行ったのでした。(笑)



けっこう共感できる方多いんじゃないでしょうか?
ファゴットの柔らかい音を出したいと思うあまり、強弱の差がほとんどなく、常にほわほわしたやさしすぎる音で吹いてしまう。
そのせいで、他の楽器に小さすぎる、聞こえないと言われちゃったり。。

”p”のときはまだましですが、ここぞと歌いたいときにはfの強くてたくましい感じや、ダイナミクスのレンジがないとちょっと困ってしまいます。。




ここで解決方法です(^^♪


手順としては・・・



1.自分の無意識の「リミット」に気づく。

2.その「リミット」を外してしまう。

3.きたなくても粗くてもよし。自分の限界の音量をつくってみる。

4.そこから息をまとめて、音楽に使える音をつくっていく。


※1 リミットって?
→これ以上吹くと音が割れるんじゃないかという限界を感じる気持ちのこと。

※《余談》ちなみに… "p"と"f"って?
→pは小さく、fは大きくって思ってる人多いけど、これ勘違いされがち!
正しくは…
pは「弱く」fは「強く」です(^^)





↓↓それに関して具体的な練習方法を言うと・・・


1.どんなに粗くてもきたなくてもOK!音色・音程を全く気にせず自分を解放して、出せるだけの音量をセーブせず、気持ちよく吹く。

(※→上記の1.自分の無意識の「リミット」に気づく。2.その「リミット」を外してしまう。3.きたなくても粗くてもよし。自分の限界の音量をつくってみる。の部分)


2.口の形をストローを吸うときみたいに「もぉ」っとセットし、その音をここではじめて、やわらかくしよう・まとめよう・丸くしようと意識。


3.今のままだとバーバーと吹きすぎているので、[2]を大切にして、若干息の量を少なく落とし、このボーカルの穴に、まとめた息を入れるぞ!と思いながら吹く。



一度限界を超えてみましょう!!

ただ音が小さくほわほわした音はpでも、もちろんfでもないです。
それは芯のない音になっちゃうのです。。
だからって、バーバーと粗く吹きっぱなしの音がfでもありません。


大切なのは…


"自分の限界の音量・強さをきちんと吹き切ってから、丸い音にまとめる作業をする"。



なーんでもイメージが大切です!
本当にひとつのイメージが演奏をがらりと変えてくれることもよくありますよ★

ぜひ試してみてくださいね〜(^^)



ps.ちなみに、こちらのレッスンのときの生徒さんは、客観的に自分のリミットに気づけた様子でした!
新しい課題と練習方法が見つかったと、とっても楽しそうでしたよ。わたしもうれしい(^^)♪♪


これからもファゴット演奏を楽しめますように〜♪♪





Fagorelax代表 Ayaka Kawamoto

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